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第10回:現在の学校教育の課題をどのようにとらえていますか。 「現在の学校教育の課題をどのようにとらえていますか。」 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】
第10回:現在の学校教育の課題をどのようにとらえていますか。 「現在の学校教育の課題をどのようにとらえていますか。」 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 教員採用試験の面接において、受験者の社会に対する広い視野と、現場が直面している困難を自分自身の課題として引き受ける覚悟を問うために投げかけられる質問です。 「現在の学校教育の課題をどのようにとらえていますか。」 この問いに対し、多くの受験者は、 「不登校やいじめの増加が深刻な課題です」 「教員の多忙化が大きな問題であると考えられます」 「GIGAスクール構想によるICT活用の格差が課題です」 といった、報道等で頻繁に目にする現象を列挙するのみに止まりがちです。 もちろん、これらは事実であり、解決すべき喫緊の課題に当たります。 しかし、面接官が本当に知りたいのは、それらの事象を単なる「知識」として知っているかどうかではありません。 目の前の子どもたちが置かれている状況を、一人の教員としてどのように分析し、その解決のためにどのような一歩を踏み出すのかという
河野正夫
17 時間前読了時間: 6分


第9回:児童生徒にどうやって達成感を与えますか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】
第9回:児童生徒にどうやって達成感を与えますか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 教員採用試験の面接において、受験者の「指導のきめ細やかさ」と「子どもを伸ばすための戦略性」を測るために投げかけられる質問です。 「児童生徒にどうやって達成感を与えますか」。 この問いに対し、多くの受験者は、 「小さな成功体験を積み重ねさせます」 「できたときには、心を込めて全力で褒めます」 「行事や発表の場を設定し、活躍の機会を作ります」 といった、いわゆる「称賛」や「機会の提供」という側面を強調しがちです。 もちろん、それらは子どもを勇気づける上で欠かせない要素であり、教育活動の基本に当たります。 しかし、この質問の本質は、単に「褒めて気分を良くさせる方法」を問うているのではないという点に注目する必要があります。 今回は、この問いが内包する教育論的な意味と、面接官があなたの「成長をデザインする力」をどのように評価しようとしているのかを、深く掘り下げていきましょう。 1. 教育論的視点:達成感とはどのような心理的プロセ
河野正夫
4 日前読了時間: 10分


第8回:仲間はずれの兆候がある子どもがいたら、どのように対処しますか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】
第8回:仲間はずれの兆候がある子どもがいたら、どのように対処しますか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 教員採用試験の面接において、いじめの未然防止や早期発見の資質を問うために出題される質問です。 「仲間はずれの兆候がある子どもがいたら、どのように対処しますか」。 この問いに対し、多くの受験者は、 「アンケートや面談を実施して実態を把握します」 「その子の話を丁寧に聴き、寄り添います」 「周囲の子どもたちに、仲間はずれはいけないことだと指導します」 といった、いわゆるマニュアル的な初期対応を回答しがちです。 もちろん、それらは迅速に行われるべき重要な手続きに当たります。 しかし、この質問の本質は、単に「不適切な事象を止める手順」を問うているのではないという点に注目する必要があります。 今回は、この問いが内包する教育論的な意味と、面接官があなたの「集団に対する洞察力」をどのように評価しようとしているのかを、詳しく掘り下げていきましょう。 1. 教育論的視点:集団のダイナミクスと「排除の論理」...
河野正夫
5 日前読了時間: 9分


第7回:職場で心がけていることは何ですか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】
第7回:職場で心がけていることは何ですか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 教員採用試験の面接において、一人の「人間」としての誠実さと、組織人としての「社会性」を測るために投げかけられる問いです。 「職場で心がけていることは何ですか」。 この問いに対し、多くの受験者は、 「明るい挨拶をすることです」 「提出物の期限を守ることです」 「同僚とのコミュニケーションを大切にします」 といった、社会人としての基礎的なマナーを回答しがちです。 もちろん、それらは職場運営の土台であり、欠かせない要素であることは間違いありません。 しかし、この質問の本質は、単に「礼儀正しい人かどうか」を問うているのではないという点に注目する必要があります。 今回は、この問いが内包する教育論的な意味と、面接官があなたの「プロフェッショナルとしての組織観」をどのように評価しようとしているのかを、詳しく掘り下げていきましょう。 1. 教育論的視点:職員室という「学びの場」が子どもに与える影響 学校という場所は、教室だけで完結しているわ
河野正夫
6 日前読了時間: 8分


第6回:社会人経験で得たものは何ですか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】
第6回:社会人経験で得たものは何ですか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 教員採用試験において、社会人経験を持つ受験者に対して投げかけられる問いです。 「社会人経験で得たものは何ですか。」 この問いに対し、多くの受験者は、 「営業職で培ったコミュニケーション能力です」 「プロジェクトを完遂させた責任感です」 「接客業で身につけたマナーと丁寧な対応です」 といった、前職での具体的な「スキル」や「実績」を強調しがちです。 もちろん、それらは組織で働く上での基盤であり、アピールすべき要素と言えます。 しかし、この質問の本質は、単に「どのような有能なスキルを持っているか」というカタログスペックを問うているのではないという点に注目する必要があります。 今回は、この問いが内包する教育論的な意味と、面接官があなたの「学校の外側の視点」をどのように学校教育へ還元しようとしているのかを、詳しく掘り下げていきましょう。 1. 教育論的視点:学校という「閉鎖性」を打破する外部の風 学校は、ともすれば「学校教育の論理」だけ
河野正夫
7 日前読了時間: 9分


第5回:あなたのどのようなところが志望校種に向いていると思うか、自己PRしてください。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】
第5回:あなたのどのようなところが志望校種に向いていると思うか、自己PRしてください。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 教員採用試験の面接において、受験者の志論と資質を直接的に結びつけるための問いとして投げかけられます。 「あなたのどのようなところが志望校種に向いていると思うか、自己PRしてください」。 この問いに対し、多くの受験者は、 「子どもが好きなので、小学校に向いています」 「専門知識を深めてきたので、高校で生かしたいです」 「部活動で培った体力を、中学校での指導に役立てたいです」 といった、自分の「特性」と校種の「イメージ」を短絡的に結びつけた回答に終始してしまいがちです。 もちろん、それらは一つのきっかけとしては有効です。 しかし、この質問の本質は、単に「自分の性格がその校種に合っているか」という相性を問うているのではないという点に注目する必要があります。 今回は、この問いが内包する教育論的な意味と、面接官があなたの「発達段階への深い理解」をどのように評価しようとしているのかを、詳しく掘
河野正夫
3月13日読了時間: 9分


第4回: 副担任として、担任とどのように連携を図っていきますか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える
第4回: 副担任として、担任とどのように連携を図っていきますか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 教員採用試験の面接において、実務上の調整能力や、組織の一員としての適応力を問うために投げかけられる質問です。 「副担任として、担任とどのように連携を図っていきますか」。 この問いに対し、多くの受験者は、 「担任の先生の方針を尊重し、誠実に従います」 「事務作業や掲示物の作成など、自分にできるサポートを積極的に行います」 「報告・連絡・相談を密にし、情報の共有を欠かしません」 といった、いわゆる「優秀な助手」としての振る舞いを回答しがちです。 もちろん、それらは組織人としての基本的なマナーであり、円滑な運営に欠かせない要素です。 しかし、この質問の本質は、単に「手際よく補助ができるか」という実務的な器用さを問うているのではないという点に注目する必要があります。 今回は、この問いが内包する教育論的な意味と、面接官があなたの「チーム学校」における協調性と主体性をどのように評価しようとしているのかを、深く掘り下
河野正夫
3月12日読了時間: 9分


第3回: 学習意欲のない子どもに対してどう指導しますか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】
第3回: 学習意欲のない子どもに対してどう指導しますか。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 教員採用試験の面接において、現場の実態に即した最もタフな問いの一つがこれです。 「学習意欲のない子どもに対してどう指導しますか」。 この問いに対し、多くの受験者は、 「教材研究を工夫して、楽しい授業を行います」 「将来の夢と結びつけて、勉強の大切さを説きます」 「スモールステップで達成感を味わわせます」 といった、いわゆる「意欲を引き出すための外的なアプローチ」を並べてしまいがちです。 もちろん、それらは教育技術として重要な要素に違いありません。 しかし、この質問の本質は、単に「やる気スイッチをどう押すか」という技術論を問うているのではないという点に注目する必要があります。 今回は、この問いが内包する教育論的な意味と、面接官があなたの「人間観」をどう見極めようとしているのかを、深く掘り下げていきましょう。 1. 教育論的視点:なぜ「意欲の欠如」を問題にするのか 学校教育の現場において、「意欲」はすべての学習のエ
河野正夫
3月10日読了時間: 8分


第2回:苦手意識に寄り添う「伴走者」としての教育論。 「○○(自分の教科)を苦手にしている生徒のつまずきをどのようにフォローしていきますか。」 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】
第2回:苦手意識に寄り添う「伴走者」としての教育論 「○○(自分の教科)を苦手にしている生徒のつまずきをどのようにフォローしていきますか。」 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 「○○(自分の教科)を苦手にしている生徒のつまずきをどのようにフォローしていきますか」。 教員採用試験において、教科指導の専門性と「個に応じた指導」の具体性を問う、極めて重要な質問です。 この問いに対し、多くの受験者は、 「基礎・基本を徹底します」 「スモールステップで成功体験を積ませます」 「ICTを活用して視覚的に理解させます」 といった、いわゆる指導技術のレパートリーを並べてしまいがちです。 確かに、具体的な手法は不可欠です。 しかし、この質問の本質は、単なるハウツー(手法)の多さを問うているのではないという点に注目する必要があります。 今回は、この問いが内包する教育論的な意味と、面接官があなたの「指導の根底にある哲学」をどう見極めようとしているのかを、深く掘り下げていきましょう。 1. 教育論的視点:なぜ「つまずきへのフ
河野正夫
3月9日読了時間: 9分


第1回:信頼という名の「見えない土台」を築くために。 「児童生徒に信頼される教師の条件とは何ですか」。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える
第1回:信頼という名の「見えない土台」を築くために。 「児童生徒に信頼される教師の条件とは何ですか」。 【自分事として捉える面接質問30問:面接質問を通して、教育論や人生観を考える】 教員採用試験の面接室で、最も頻繁に問いかけられる質問の一つがこれです。 この問いに対し、多くの受験者は、 「約束を守ること」 「公平に接すること」 「授業がわかりやすいこと」 といった、いわゆる正解に近い要素を羅列しがちです。 もちろん、それらは間違いではありません。 しかし、この質問の本質は、単なるスキルの有無を問うているのではないという点に注目する必要があります。 今回は、この問いが内包する教育論的な意味と、面接官がその言葉の裏側に何を読み取ろうとしているのかを、深く掘り下げていきましょう。 1. 教育論的視点:なぜ「信頼」が教育の前提となるか 教育という営みは、教える側と教わる側の間に「信頼」という橋がかかって初めて成立します。 どれほど優れた指導法や最新のICT機器を導入したとしても、その根底に信頼関係がなければ、言葉は子どもの心に届きません。 「権威」によ
河野正夫
3月9日読了時間: 6分


第20回:【最終回】大学生のあなたが「先生」になる日。 試験当日のシミュレーションと、合格の先にある理想の教師像へのエール。 【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】
第20回:【最終回】大学生のあなたが「先生」になる日。 試験当日のシミュレーションと、合格の先にある理想の教師像へのエール。 【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】 ついに、この連載も最終回を迎えました。 第1回からここまで、教員採用試験という過酷な道のりを一歩ずつ歩んできたあなたに、心からの敬意を表します。 大学の講義、教育実習、そして終わりの見えない試験勉強。 それらすべては、あなたが「先生」と呼ばれる日のための、尊い準備期間でした。 最終回となる今回は、試験当日のパフォーマンスを最大化させるための具体的なシミュレーションと、合格という関門を突破したその先にある、教師としての豊かな人生についてのメッセージを贈ります。 これは、単なる試験対策のまとめではありません。未来の同僚となるあなたへ送る、一通の長いエールです。 1. 試験当日:積み上げた自分を信じ切るための究極のルーティン 試験当日の朝、あなたはこれまでにない緊張感に包まれるかもしれません。 しかし、その緊張は、あなたがそれだけ本気でこの道を目指してきたとい
河野正夫
3月8日読了時間: 7分


第20回:【最終回】あなたが「理想の養護教諭」として教壇に立つ日。 試験当日の心得と、合格の先にある「子供たちの笑顔」へのエール。 【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】
第20回:【最終回】あなたが「理想の養護教諭」として教壇に立つ日 試験当日の心得と、合格の先にある「子供たちの笑顔」へのエール 【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】 教員採用試験という長く険しい道のりも、試験本番の日に、最終局面を迎えます。 これまで積み上げてきた膨大な知識、現場での葛藤、そして「養護教諭になりたい」と願い続けた純粋な志。 そのすべてを、試験当日の数時間に凝縮してぶつける時が来ます。 第20回となる最終回では、試験当日に本来の力を120%発揮するための「実戦的マインドセット」と、合格の先にある養護教諭としての日常、そして、あなたが救うことになる子供たちの未来について語ります。 これは単なる試験対策の締めくくりではなく、これからプロフェッショナルとして歩み出すあなたへの、最大級のエールです。 1. 試験当日の「養護教諭的」セルフマネジメント 試験当日の朝、会場に足を踏み入れた瞬間から、あなたの「養護教諭としての試験」は始まっています。 緊張を敵とするのではなく、専門職としての客観的なアセスメント対象として
河野正夫
3月8日読了時間: 8分


第19回:試験1ヶ月前からの「超」直前対策。 過去問の復習方法、メンタルケア、そして大学生が最後に伸ばすべき「得点源」の整理。 【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】
第19回:試験1ヶ月前からの「超」直前対策。 過去問の復習方法、メンタルケア、そして大学生が最後に伸ばすべき「得点源」の整理。 【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】 教員採用試験の本番まで、残り1ヶ月となったとき、何をすればいいのでしょうか。 大学の講義、教育実習の事後処理、そして周囲の民間就職志望者の内定報告。 大学生であるあなたを取り巻く環境は、焦りと不安を増幅させる要因に満ちています。 しかし、合格を勝ち取る受験生は、この最後の30日間を「不安に怯える時間」ではなく「戦略的に得点を積み上げ、合格を確信に変える黄金期間」へと変えています。 教員採用試験は、大学入試のような全国一斉の偏差値判定が通用する世界ではありません。 各自治体が提示する「過去問」という名の設計図に基づき、限られた定員を奪い合う、極めて個別性の高い戦いです。 残された時間は限られていますが、この1ヶ月の過ごし方、すなわち「何を捨て、何に執着するか」という選択次第で、逆転合格は十分に可能です。 第19回では、大学生が試験直前に取り組むべき、自治
河野正夫
3月7日読了時間: 10分


第19回:試験1ヶ月前からの「追い込み」と体調管理。 不安を自信に変えるためのメンタルケアと、効率的な総復習。 【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】
第19回:試験1ヶ月前からの「追い込み」と体調管理 不安を自信に変えるためのメンタルケアと、効率的な総復習 【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】 教員採用試験の本番まで残り1ヶ月を切る時期になると、受験生を襲うのは「どれだけ勉強しても足りない」という底知れぬ不安と、蓄積した疲労による集中力の低下です。 特に現場で多忙な実務をこなす講師(臨時的任用職員等)や、卒業論文や教育実習後の事後処理に追われる大学生にとって、この直前期をいかにマネジメントするかは、当日の得点力を左右する最大の分岐点となります。 養護教諭という専門職を目指す者として、この1ヶ月間は単なる「暗記の追い込み」期間ではありません。 自分自身の心身の状態を客観的にアセスメントし、最適なコンディションを整える「セルフケアの実践期」でもあります。 自らの健康を管理できない者に、児童生徒の健康を守る資格はない。 その強い自覚を持ちつつ、限られた時間を最大効率で活用するための戦略を詳説します。 1. 直前期の学習戦略:情報の「整理」と「絞り込み」...
河野正夫
3月7日読了時間: 8分


第18回:願書・自己紹介書の最終点検。 大学の就職支援室とは一味違う、教採に特化した「熱意」と「論理」の伝え方。【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】
第18回:願書・自己紹介書の最終点検。 大学の就職支援室とは一味違う、教採に特化した「熱意」と「論理」の伝え方。 【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】 教員採用試験の出願時期が近づくと、多くの大学生が頭を悩ませるのが「願書」や「自己紹介書」の記述です。 これらの書類は、単なる事務手続きのための資料ではありません。 二次試験の個人面接において、面接官があなたの手元にある資料を基に質問を組み立てる、いわば「面接の設計図」となる重要な書類です。 大学の就職支援室(キャリアセンター)で指導を受ける学生も多いでしょう。 しかし、一般的な民間企業の就職活動と、教員採用試験の書類作成には決定的な違いがあります。 民間企業では「自分がいかに優秀で、会社に利益をもたらすか」をアピールしますが、教員採用試験では「いかに誠実で、子供たちの成長に責任を持ち、組織の一員として信頼に足るか」が問われます。 第18回では、教採特有の「熱意」と「論理」を両立させ、面接官が「この受験生に会ってみたい」と直感する願書の書き方を詳説します。 1....
河野正夫
3月5日読了時間: 7分


第18回:願書・自己アピール書の「添削ポイント」総点検。 「経験の実績」と「学びの可能性」を論理的に凝縮する最終技術。 【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)
第18回:願書・自己アピール書の「添削ポイント」総点検 「経験の実績」と「学びの可能性」を論理的に凝縮する最終技術 【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】 教員採用試験の評価において、願書および自己アピール書は、面接官が受験者の専門性や資質を測る最初の、そして最も重要な「設計図」です。 養護教諭の受験者層は、現場で日々実務に当たる「講師(臨時的任用職員等)」と、最新の学術的知見を携えて卒業を控えた「大学生」の二層に大別されます。 限られた数百文字の固定枠の中で、 前者は「即戦力としての実績」を、 後者は「養護教諭としての適性と発展性」を、 それぞれ自治体の課題と結びつけて提示しなければなりません。 準備不足の受験生が陥りがちなのは、感情的な強調やエピソードの羅列に文字数を費やし、実務能力のエビデンスを提示し損ねることです。 求められるのは、冗長な情緒的表現を排し、一文の密度を極限まで高める「構造化」の技術です。 本稿では、講師と大学生、それぞれの立場における具体的な添削ポイントと、採点者の視線を誘導するキーワード配置の戦
河野正夫
3月4日読了時間: 7分


第17回:教育実習を「最強の合格ツール」に変える記録術。 実習での失敗と成功を、面接で語れる「自分だけのストーリー」に磨き上げる。【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】
第17回:教育実習を「最強の合格ツール」に変える記録術。 実習での失敗と成功を、面接で語れる「自分だけのストーリー」に磨き上げる。 【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】 教員採用試験の面接において、面接官が最も身を乗り出して聴く話題。 それは、あなたが大学の講義で学んだ抽象的な教育理論ではなく、教育実習という「教育の最前線」で悩み、子供と共に歩んだ「生の体験」に他なりません。 多くの大学生は、教育実習を「単位を取得するための行事」や「現場の雰囲気を知る機会」として受け身で過ごしてしまいます。 しかし、合格を勝ち取る学生にとって、教育実習は面接で語るための「最強の武器」を研ぎ澄ますための極めて戦略的な期間です。 実習中に何をメモし、どのような視点で子供を観察し、何を心に刻むかによって、あなたの言葉に宿る説得力は天と地ほどに変わります。 本稿では、単なる思い出作りで終わらせない、合格のための「戦略的実習記録術」を詳説します。 失敗を成功以上の価値に変え、面接官の心を揺さぶる「自分だけのストーリー」を構築するための具体的
河野正夫
3月3日読了時間: 10分


第17回:現役養護教諭に聞く「現場のリアル」と試験の接点。 現場の実態把握に基づいた面接回答の構築。【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】
第17回:現役養護教諭に聞く「現場のリアル」と試験の接点 現場の実態把握に基づいた面接回答の構築 【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】 教員採用試験の面接において、準備不足の受験生は教科書的な理想論や抽象的な精神論に終始する傾向があります。 しかし、面接官が真に評価するのは、実際の保健室における業務の多忙さ、責任の重さ、および対人関係の複雑さを具体的に想起し、その上で専門職としての職務を遂行する覚悟(現場の解像度)を有しているかという点です。 現場の実態を解像度高く理解している受験生の言葉には、独特の説得力が宿ります。 それは、単に「子供が好きだから」という個人的な動機を超え、「多忙な日常や組織内の軋轢があることを承知の上で、それでも養護教諭として学校経営に参画したい」というプロフェッショナルとしての宣言として伝わるからです。 本稿では、現役養護教諭が直面する実務上の実態を詳細に整理し、それを試験(面接・論作文)において実効性のある回答へと昇華させるための視点を解説します。 1. 現場における多忙の実態と優先順位の高度
河野正夫
3月3日読了時間: 8分


第16回:場面指導の極意:教育現場の「困った」への対応力。 不登校、いじめ、SNSトラブルなど、現場を想定した誠実な指導法。 【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】
第16回:場面指導の極意:教育現場の「困った」への対応力。 不登校、いじめ、SNSトラブルなど、現場を想定した誠実な指導法。 【大学生のための教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】 教員採用試験の二次試験において、模擬授業と並んで志願者を悩ませるのが「場面指導」です。 これは、学校生活の中で起こり得る具体的なトラブルや困難な状況を提示され、その場で教師としてどのように振る舞い、言葉をかけるかを実演、あるいは口頭で説明する試験です。 不登校、いじめ、SNSを介した人間関係のトラブルなど、現代の学校現場が抱える課題は複雑化しており、教科書通りの正解が一つだけ存在するわけではありません。 試験官(面接官)が見ているのは、あなたの「問題解決のテクニック」以上に、不測の事態に直面した際の「人間としての誠実さ」と「教員としての責任感」、そして「組織で動こうとする姿勢」です。 第16回では、大学生が現場の「困った」に対して、一人のプロの教師として堂々と、かつ温かく向き合うための極意を詳説します。 1. 場面指導の本質:テクニックの前に「心の構え」
河野正夫
3月2日読了時間: 7分


第16回:場面指導の極意:保健室への来室対応。 「お腹が痛い」と来た子にどう声をかけ、どうアセスメントするか。 【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回)】
第16回:場面指導の極意:保健室への来室対応 「お腹が痛い」と来た子にどう声をかけ、どうアセスメントするか 【養護教諭の教員採用試験 合格への完全ロードマップ(全20回) 】 教員採用試験の2次試験で行われる「場面指導」は、受験生にとって最も緊張を強いられる試験の一つです。 面接官が児童生徒や担任の役を演じ、あるいは特定の状況が記された課題を提示され、その場で「養護教諭としての対応」を実演しなければなりません。 準備不足の受験生が陥りやすいミスは、傷病に対する「処置」だけを急いでしまうことです。 しかし、場面指導で見られているのは、手際の良さだけではありません。 短い数分間の中で、いかにして児童生徒の不安を取り除き、背後にある原因を推察し、適切な「アセスメント(評価)」と「意思決定」を行えるかという、専門職としての総合的な判断力です。 第16回では、来室頻度が高い「腹痛」を例に、合格する養護教諭が実践している初動の言葉かけから、緊急性の見極め、そして心の背景を探るアプローチまでを詳説します。 1. 場面指導における「アセスメント」の重要性...
河野正夫
3月2日読了時間: 7分
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