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第16回:個人面接 完全対策——頻出質問と答え方。【教採ブログ連載】
【教採ブログ連載】 第16回 個人面接 完全対策——頻出質問と答え方 ★個人面接は、2次試験の中心である 教員採用試験の2次試験において、個人面接はほぼすべての自治体で実施される中心的な試験です。 筆記試験が知識の量と正確さを問うのに対して、個人面接は、受験者の教育観・人物像・実践力を、直接のやり取りを通じて問います。 面接官が見ているのは、回答の内容だけではありません。 話し方・構成・具体性・一貫性・落ち着きといった、回答の質全体を評価しています。 個人面接の準備は、頻出質問への回答を用意することだけでは完成しません。 用意した回答を、実際に声に出して語れる状態にまで仕上げることが、準備の完成です。 この記事では、個人面接で問われる頻出質問のカテゴリーと、それぞれへの答え方の基本を整理します。 ★個人面接の質問は3つのカテゴリーに分類できる 個人面接で問われる質問は、大きく3つのカテゴリーに分類できます。 1つ目は、志望動機・教師像に関する質問です。 「なぜ教師を志望するのか」 「どのような教師を目指すか」 「なぜこの自治体を選んだのか」 とい
河野正夫
7月8日読了時間: 8分


第14回.集団面接・集団討論での立ち回り——20代に混じって存在感を示す方法。【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】
【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】 第14回.集団面接・集団討論での立ち回り——20代に混じって存在感を示す方法。 第14回では、教員採用試験の2次試験で多く実施される集団面接や集団討論における、年長受験者の立ち回り方に焦点を当てます。 集団面接や集団討論は、個人面接とは異なる難しさを持っています。 複数の受験者が同じ場に集まる中で、面接官は受験者一人ひとりを比較しながら評価します。 年長受験者は、多くの場合、20代の若い受験者と同じグループで評価を受けます。 この状況が、年長受験者に固有の課題をもたらします。 ★集団面接と集団討論の違い まず、集団面接と集団討論の違いを整理しておきます。 集団面接は、複数の受験者が並んで着席し、面接官から概ね同じ質問を受けて、受験者が順番に答えるという形式です。 受験者同士が直接議論するわけではなく、それぞれが面接官に対して答えを述べます。この形式では、他の受験者の答えと自分の答えが自然に比較されます。 集団討論は、複数の受験者が一つのテーマについて話し合い、その過程を面接官が観察するとい
河野正夫
7月8日読了時間: 8分


第15回:自治体の「求める教師像」を面接対策へ落とし込む方法。教採ブログ連載】
【教採ブログ連載】第15回 自治体の「求める教師像」を面接対策へ落とし込む方法 ★「求める教師像」は面接の採点基準である 教員採用試験を実施するすべての自治体は、「求める教師像」を公式に示しています。 採用案内・教育委員会の公式サイト・教育振興基本計画といった文書の中に、「このような教師を求めている」という言葉で明示されています。 多くの受験者は、この「求める教師像」を、自治体研究の一項目として読む程度にとどめています。 しかし、「求める教師像」は、面接における採点の基準として機能しています。 面接官は、受験者の回答が自治体の求める教師像に沿っているかどうかを、評価の軸の一つとして確認しています。 「求める教師像」を熟読し、自分の言葉と行動に落とし込んでおくことが、面接対策の核心の一つです。 読んで知っているだけでは不十分です。 語れる状態にまで仕上げることが、面接対策としての自治体研究の目標です。 ★「求める教師像」の読み方 「求める教師像」を面接対策に活かすためには、表面的に読むだけでは意味がありません。 以下の手順で読み込んでください。..
河野正夫
7月7日読了時間: 7分


第13回.「採用後に何年働けるか」という問いへの答え方——年齢制限と定年の現実。【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】
【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】 第13回.「採用後に何年働けるか」という問いへの答え方——年齢制限と定年の現実。 第12回では、教育実習のない受験者が直面する弱点と、その補完方法をお伝えしました。 第13回では、年長受験者が面接において必ず向き合わなければならない問いのひとつ、「採用後に何年働けるか」というテーマを扱います。 この問いは、直接そのままの形で面接官から投げかけられることもあれば、 「今後のキャリアプランを教えてください」 「中長期的にどのような教員を目指しますか」 という形で、間接的に問われることもあります。 いずれの形であっても、面接官の頭の中には、 「この受験者は採用後に何年働いてくれるのか」 という計算があります。 年長受験者は、この問いを正面から受け止め、誠実かつ具体的な答えを準備しておく必要があります。 ★定年の現実を正確に把握する このテーマを語るうえで、まず定年に関する正確な知識を持っておくことが前提です。 現時点において、公立学校教員の定年は、再任用などを含めて原則として65歳です。...
河野正夫
7月7日読了時間: 7分


第14回:志望動機の作り方——自治体研究を答えに変える。【教採ブログ連載】
【教採ブログ連載】 第14回 志望動機の作り方——自治体研究を答えに変える ★志望動機は「作る」ものである 教員採用試験の面接において、志望動機は最も重要な質問の一つです。 「なぜ教師を志望するのか」 「なぜこの自治体を選んだのか」 という問いは、ほぼすべての自治体の面接で問われます。 しかし、多くの受験者が、志望動機の準備を誤った方向で進めています。 「自分が教師を目指した理由を思い出す」 という方向です。 志望動機は、過去の記憶を掘り起こすだけでは完成しません。 自分の経験・教育観・自治体研究の3つを組み合わせて、意識的に「作る」ものです。 この記事では、自治体研究を志望動機の答えに変えるための手順を整理します。 ★なぜ「地元だから」では通用しないのか 志望動機として最も多く見られる、しかし最も評価されない回答が「地元だから」「縁があるから」というものです。 この回答が評価されない理由は、その自治体でなければならない必然性が見えないからです。 面接官が志望動機を通じて知りたいのは、「この受験者は、この自治体の教育に何を感じ、何を実現しようとし
河野正夫
7月6日読了時間: 7分


第12回.教育実習のない受験者の弱点補完——児童・生徒との関わり経験をどう作り、語るか。【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】
【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】 第12回.教育実習のない受験者の弱点補完——児童・生徒との関わり経験をどう作り、語るか。 第11回では、自己PRの組み立て方について、落ち着きと熱意を両立させるための方法をお伝えしました。 第12回では、教育実習のない受験者が直面する弱点と、その補完方法に焦点を当てます。 まず、このテーマの対象となる受験者を明確にしておきます。 通常の教員免許状は、大学等での教職課程の履修と教育実習の修了によって取得されます。 したがって、一般的な教員免許状を持つ受験者は、すでに教育実習を経験しています。 教育実習のない受験者というのは、具体的には、概ね、二つのパターンに限られます。 一つは、小学校教員資格認定試験に合格して小学校一種免許状を取得した受験者です。 この試験は、教職課程の履修や教育実習を経ずに免許状を取得できる制度であるため、合格者には教育実習の経験がありません。 もう一つは、教員免許状を必要としない社会人特別選考などの枠で受験する受験者です。 自治体によっては、特定の職種や経験を持つ社会人
河野正夫
7月6日読了時間: 8分


第13回:願書・自己PR書類から面接で問われること。【教採ブログ連載】
【教採ブログ連載】 第13回:願書・自己PR書類から面接で問われること ★書類と面接は、一体のものである 教員採用試験の2次試験において、願書・自己PR書類と面接は、別々の試験として存在しているわけではありません。 書類に書いた内容が、面接での質問の出発点になります。 面接官は、受験者が提出した書類を事前に読み込んだうえで面接に臨みます。 「この受験者はなぜこう書いたのか」 「この記述の根拠は何か」 「ここをもっと深く聞いてみたい」 という視点で、書類の記述から質問を設計します。 つまり、書類に書いたことは、面接で必ず問われると考えてください。 書類と面接を別々に準備するのではなく、書類を書く段階から「これは面接でどう問われるか」を意識することが、2次試験全体の準備の核心です。 第12回では面接票・面接シートの書き方を論じました。 この第13回では、書類に書いた内容が面接でどのように問われるかという観点から、準備の方向性を整理します。 ★面接官が書類から何を読み取っているか 面接官が書類を読むとき、表面の記述だけを見ているわけではありません。..
河野正夫
7月5日読了時間: 7分


第11回.自己PRの組み立て方——年齢相応の落ち着きと熱意の両立。【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】
【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】 第11回.自己PRの組み立て方——年齢相応の落ち着きと熱意の両立。 第10回では、自分より若い管理職やベテラン同僚との関係性、いわゆる「立場の逆転」をどう語るかをお伝えしました。 第11回では、面接試験の中で志望動機と並んで重要な要素である自己PRの組み立て方に焦点を当てます。 自己PRは、受験者が自分自身を面接官に売り込む場面です。 しかし年長受験者にとって、自己PRは単純な「売り込み」であってはなりません。 年齢相応の落ち着きを保ちながら、教員という仕事への本物の熱意を同時に示す。 この二つを両立させることが、年長受験者の自己PRに求められる最大の課題です。 ★年長受験者の自己PRが難しい理由 自己PRは、すべての受験者に求められますが、年長受験者にとっては特有の難しさがあります。 20代の受験者の自己PRは、経験が少ない分、熱意と可能性を前面に出すことができます。 「まだ経験は浅いですが、情熱を持って取り組みます」という語り方が、若さという文脈の中で自然に受け入れられます。...
河野正夫
7月5日読了時間: 8分


第12回:面接票・面接シートの書き方——深掘りに耐える内容にする。【教採ブログ連載】
【教採ブログ連載】 第12回:面接票・面接シートの書き方——深掘りに耐える内容にする ★面接票は「面接の設計図」である 2次試験の出願にあたって、ほとんどの自治体で面接票・面接シートの提出が求められます。 この書類を、「とりあえず提出しなければならない書類」として捉えている受験者は少なくありません。 しかし、面接票は、面接本番の質問内容を決める設計図です。 面接官は、受験者が提出した面接票の記述をもとに質問を組み立てます。 「志望動機」 「目指す教師像」 「これまでの経験」 「自己PR」 といった項目への記述が、面接で何を問われるかを直接決めます。 つまり、面接票を丁寧に書くことは、面接本番の準備そのものです。 面接票の記述が薄ければ、面接官は深掘りの材料を見つけられず、表面的なやり取りで終わります。 面接票の記述が具体的であれば、面接官はそこを起点に深い質問を重ねてきます。 深掘りに耐えられる内容で書くことが、面接票作成の唯一の目標です。 ★深掘りとは何か 面接票を書くにあたって、「深掘りに耐える」とはどういうことかを正確に理解しておく必要があ
河野正夫
7月4日読了時間: 7分


第10回.自分より若い管理職・ベテラン同僚との関係性——「立場の逆転」をどう語るか。【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】
【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】 第10回.自分より若い管理職・ベテラン同僚との関係性——「立場の逆転」をどう語るか。 第9回では、「扱いにくい人材」という先入観を払拭するための方法をお伝えしました。 その中で、年下の管理職との関係についても触れましたが、第10回ではこのテーマをさらに深く掘り下げます。 年長受験者が採用された場合、学校という職場において避けられない現実があります。 それは、自分より年齢が下の管理職のもとで働く、あるいは自分より職歴の長い年少の同僚と肩を並べて働くという状況です。 この「立場の逆転」とも言うべき状況を、受験者がどう受け止め、どう語るかは、面接官にとって極めて重要な判断材料になります。 ★「立場の逆転」とは何か 「立場の逆転」という言葉で表される状況は、二つの側面から理解する必要があります。 第一の側面は、年齢と職場上の立場の逆転です。 社会一般においては、年齢が上の人が下の人に対して、指導や助言を行う場面が多くあります。 しかし、学校という職場では、年長の新任教員が、年下の校長や教頭の指示を
河野正夫
7月4日読了時間: 8分


場面指導・チャレンジ新問題 10問
場面指導・チャレンジ新問題 10問 これまでの連載を参考に、以下の新たな場面指導の問題にチャレンジしてみてください! 1.ある保護者から「うちの子がクラスでいじめられているのではないか。本人が学校に行きたがらない。相手の生徒に今すぐ謝罪させてほしい」と、強い口調で電話がありました。初期対応として、どのような姿勢でどう答えますか。 2.放課後、部活動の顧問として指導をしている際、部員同士の意見が衝突し、感情的になって一触即発の喧嘩が始まりそうになりました。その場でどのように介入し、指導しますか。 3.授業中、タブレット端末(ICT機器)を使った課題学習を行っていたところ、学習とは全く関係のない動画サイトやゲームをコソコソと見ている生徒を複数名発見しました。授業担当者としてどのように指導しますか。 4.クラスの生徒から「担任の〇〇先生(あなた)は、特定の生徒(成績が良い生徒や部活が同じ生徒など)ばかりを贔屓(ひいき)している」という噂が流れていることを知りました。自身の行動をどう振り返り、今後どのように生徒と接しますか。 5.特別な支援(発達障害等の
河野正夫
7月4日読了時間: 2分


第10回(最終回):清掃時間や係活動において、いつも特定の数名だけが真面目に働き、他の生徒はサボっている状態が続いています。真面目にやっている生徒から「不公平だ」と不満が出た場合、どのように学級を指導しますか。【大学生のための場面指導入門】(大学生でなくても学べます!)
【大学生のための場面指導入門】 (大学生でなくても学べます!) 第10回(最終回):清掃時間や係活動において、いつも特定の数名だけが真面目に働き、他の生徒はサボっている状態が続いています。真面目にやっている生徒から「不公平だ」と不満が出た場合、どのように学級を指導しますか。 【模範回答例】 まず、不満を訴えてきた生徒に「気づいてくれてありがとう」という気持ちで向き合い、その正直な訴えをしっかり受け止めます。 その上で、学級全体の問題として捉え、ホームルームなどの時間を使って、クラス全員で現状を共有する場を設けます。 その際、サボっている生徒を名指しで批判するのではなく、「自分たちのクラスをどうしたいか」を全員で考える形で話し合いを進めます。 真面目に取り組んでいる生徒の姿を、担任として具体的な言葉で認め、クラス全体の前で丁寧に認めます。 その後も、係活動や清掃の様子を日常的に観察し、変化を見逃さずに声をかけ続けることで、全員が参加できる学級づくりを進めていきます。 【ワンポイント・アドバイス】 1.不満の訴えを、学級改善のきっかけとして受け止めま
河野正夫
7月4日読了時間: 2分


1次合格発表があったら、直ちに始めるべきこと。【教採ブログ連載】第11回
【教採ブログ連載】第11回 1次合格発表があったら、直ちに始めるべきこと ★合格発表の瞬間から、時間は動き始める 1次試験の合格発表が出た瞬間、受験者を取り巻く状況は一変します。 合格していた受験者にとって、その瞬間から2次試験までのカウントダウンが始まります。 第10回で確認したとおり、1次合格発表から2次試験までの期間は、自治体によって異なりますが、おおむね、2週間程度です。 この期間の短さを、合格発表の瞬間に初めて実感する受験者は少なくありません。 合格の喜びを噛みしめる間もなく、すぐに動き始めなければならない。 それが、教員採用試験の2次試験が置かれている現実です。 合格発表を確認したその日に、何をすべきかを知っておくことが、限られた準備期間を有効に使うための出発点です。 ★最初にすべきこと——提出書類の締め切りを確認する 合格発表を確認したら、最初にすべきことは、提出書類の締め切りを確認することです。 多くの自治体では、2次試験の出願にあたって面接票・面接シート・自己申告書といった書類の提出が求められます。(自治体によっては、面接時に持
河野正夫
7月3日読了時間: 6分


第9回.「扱いにくい人材」という先入観を払拭する——組織への適応力をどう示すか。【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】
【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】 第9回.「扱いにくい人材」という先入観を払拭する——組織への適応力をどう示すか。 第8回では、前職・前歴をパターン別に語る方法をお伝えしました。 第9回では、年長受験者が面接において直面する最も根深い先入観、すなわち「扱いにくい人材ではないか」という懸念に焦点を当てます。 この先入観は、面接官が口に出すことはありません。 しかし、年長受験者を評価する場面では、ほぼ確実に存在しています。 この先入観を払拭できるかどうかが、年長受験者の合否を大きく左右します。 ★「扱いにくい人材」という先入観の正体 「扱いにくい人材」という先入観は、どこから生まれるのでしょうか。 その根本には、年齢が上がるほど、人は変わりにくくなるという一般的な認識があります。 長年の経験を通じて形成された価値観、仕事のやり方、人間関係のパターン——これらは、年齢とともに固定化していく傾向があります。 採用側は、その固定化が学校という職場で摩擦を生じさせないかを、懸念しています。 具体的には、次のような場面が想定されています
河野正夫
7月3日読了時間: 8分


第9回:給食(または昼食)の時間、特定の生徒が毎日のようにほとんどのおかずを残し、体型を過度に気にしている様子が見られます。担任として、健康面や心理面からどのようにアプローチしますか。【大学生のための場面指導入門】(大学生でなくても学べます!)
【大学生のための場面指導入門】 (大学生でなくても学べます!) 第9回:給食(または昼食)の時間、特定の生徒が毎日のようにほとんどのおかずを残し、体型を過度に気にしている様子が見られます。担任として、健康面や心理面からどのようにアプローチしますか。 【模範回答例】 まず、その生徒の様子を注意深く観察し、食事の量や体型への言動について、日頃から丁寧に記録しておきます。 給食の場面で無理に食べさせようとすることは、かえって生徒を追い詰めてしまうため、その場での直接的な指摘は避けます。 頃合いを見て、放課後などに個別で声をかけ、「最近、体の調子はどう?」という自然な言葉から、生徒が話しやすい雰囲気をつくります。 心身の状態によっては、摂食に関わる深刻な問題が背景にある場合もあるため、早い段階で養護教諭に相談し、専門的な視点からのサポートにつなげます。 保護者にも状況を丁寧に伝え、家庭と学校が連携して生徒を見守る体制を整えていきます。 【ワンポイント・アドバイス】 1.給食の場での直接的な声かけは、慎重に判断しましょう 「もっと食べなさい」という言葉が、
河野正夫
7月3日読了時間: 2分


第8回.前職・前歴をどう語るか——講師・臨採・民間企業・公務員・主婦(夫)・自営業、それぞれの語り方。【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】
【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】 第8回.前職・前歴をどう語るか——講師・臨採・民間企業・公務員・主婦(夫)・自営業、それぞれの語り方。 第7回では、「なぜ今、教員を目指すのか」という志望動機を年代別に構築する戦略をお伝えしました。 第8回では、志望動機と密接に関わる「前職・前歴の語り方」に焦点を当てます。 年長受験者にとって、前職・前歴の語り方は、面接の合否を大きく左右する要素のひとつです。 これまでどのような経験を積んできたかは、受験者の人物像を形成する重要な背景であり、面接官が必ず関心を持つ部分です。 しかし、前職・前歴の語り方を誤ると、豊富な経験が強みではなく弱みとして作用することがあります。 前職・前歴を語る際の基本原則は、過去を説明するのではなく、過去を教員という仕事への橋渡しとして語ることです。 「私はこういう仕事をしてきました」という説明で終わるのではなく、「その経験が、教員としてのこの力につながっています」という形で、過去と未来をつなぐ語り方が必要です。 以下では、前職・前歴のパターン別に、具体的な語り方
河野正夫
7月2日読了時間: 8分


第8回:定期考査の最中、ある生徒がカンニングをしている(スマートフォンの画面を見ている)のを目撃しました。試験監督として、その場でどのように行動し、その後どのような指導を行いますか。【大学生のための場面指導入門】(大学生でなくても学べます!)
【大学生のための場面指導入門】 (大学生でなくても学べます!) 第8回:定期考査の最中、ある生徒がカンニングをしている(スマートフォンの画面を見ている)のを目撃しました。試験監督として、その場でどのように行動し、その後どのような指導を行いますか。 【模範回答例】 まず、試験中の静粛な環境を守るため、大声で指摘するのではなく、その生徒のそばに静かに近づき、低い声で「スマートフォンを預からせてください」と短く伝え、落ち着いて回収します。 周囲の生徒への動揺を最小限に抑えながら、該当の答案用紙については学校の規定に従って処理します。 試験終了後、当該生徒を別室に呼び、見えた状況を伝えながら、事実確認を丁寧に行います。 その上で、なぜそのような行為に至ったのか、背景にある不安やプレッシャーにも目を向けながら、誠実に向き合います。 最後に、管理職や学年主任に速やかに報告し、学校の規定に基づいた対応を組織として進めていきます。 【ワンポイント・アドバイス】 1.その場の対応は「静かに・短く・迅速に」が原則です 試験中に大声で指摘すると、他の生徒の集中が乱れ、
河野正夫
7月2日読了時間: 2分


第10回:1次試験が終わったら、すぐに始める2次試験対策ロードマップ。【教採ブログ連載】
【教採ブログ連載】 第10回 1次試験が終わったら、すぐに始める2次試験対策ロードマップ ★「合格発表を待ってから」では遅い 1次試験が終わったとき、多くの受験者が同じ言葉を口にします。 「合格発表が出てから、2次の準備を始めよう。」 この発想が、2次試験の合格可能性を大きく下げます。 1次試験の合格発表から2次試験までの期間は、自治体によって異なりますが、おおむね2週間から1か月未満です。 この期間に、個人面接・集団面接・集団討論・模擬授業・場面指導・論作文といった、筆記試験とはまったく異なる準備を仕上げなければなりません。 これらは、知識を覚えれば対応できる筆記試験とは異なり、「実際に話す」「実際に動く」という実践の積み重ねによって仕上げていくものです。 実践の積み重ねには、時間が必要です。 合格発表後に動き始めたのでは、準備が間に合わない可能性が高くなります。 1次試験が終わった、その日から2次試験対策を始めることが、合格への最短経路です。 ★なぜ1次合格発表前から始めるべきか 「1次に受かっていなかったら、2次の準備は無駄になる」という考
河野正夫
7月2日読了時間: 6分


第7回.「なぜ今、教員を目指すのか」——志望動機を年代別に構築する戦略。【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】
【30代・40代・50代の受験者のための教採面接合格術】 第7回.「なぜ今、教員を目指すのか」——志望動機を年代別に構築する戦略。 第6回では、面接官が年長受験者に対して抱く「無言の疑問」を七つに整理し、それぞれへの対応の方向性をお伝えしました。 第7回では、面接試験の中で最も重要な問いのひとつである「なぜ今、教員を目指すのか」という志望動機に焦点を当てます。 この問いは、すべての受験者に向けられます。 しかし、30代・40代・50代の受験者にとって、この問いの重みは20代の受験者とは比べものになりません。 20代の受験者であれば、「子どもの頃から教員になりたかった」「大学で教育を学び、教員を志した」という答えでも、ある程度の説得力を持ちます。 しかし年長受験者には、「なぜこの年齢で」という疑問が必ず重なります。 この疑問に正面から向き合い、説得力のある答えを構築することが、年長受験者の合格戦略において最重要の課題のひとつです。 ★志望動機が問われる理由 面接官が志望動機を問うのは、受験者の人物像を理解するためです。 何のために教員になりたいのか
河野正夫
7月1日読了時間: 8分


第7回:近年、不登校傾向にある生徒が増加しています。もしあなたのクラスに「学校には来たい気持ちはあるが、朝になると体が動かなくて行けない」という生徒がいた場合、担任としてどのようにアプローチしますか。【大学生のための場面指導入門】(大学生でなくても学べます!)
【大学生のための場面指導入門】 (大学生でなくても学べます!) 第7回:近年、不登校傾向にある生徒が増加しています。もしあなたのクラスに「学校には来たい気持ちはあるが、朝になると体が動かなくて行けない」という生徒がいた場合、担任としてどのようにアプローチしますか。 【模範回答例】 まず、その生徒の「学校に来たい」という気持ちを大切に受け止めます。 朝に体が動かないという状態は、意志の弱さではなく、心身のバランスが崩れているサインである場合があります。 その前提に立ち、責めるのではなく、「来たいと思っているんだね」という言葉で寄り添うところから始めます。 保護者とも連絡を取り合い、家庭での様子や生活リズムを把握しながら、登校できた日には温かく迎え入れます。 また、養護教諭やスクールカウンセラーとも連携し、必要に応じて専門的なサポートにつなげることも検討します。 生徒のペースを尊重しながら、学校とのつながりを少しずつ維持していくことを、指導の基本姿勢とします。 【ワンポイント・アドバイス】 1.「来たい」という気持ちを、指導の出発点にしましょう...
河野正夫
7月1日読了時間: 2分
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