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第27回:<大学生のための面接無料講座>面接直前1週間の過ごし方:身体・精神・言語の管理術

  • 執筆者の写真: 河野正夫
    河野正夫
  • 2025年7月4日
  • 読了時間: 4分

第27回 面接直前1週間の過ごし方:身体・精神・言語の管理術


本番で力を出し切るために、「整える」7日間の戦略



面接試験が目前に迫る時期、最も重要なのは「持っている力を、本番でいかに再現できるか」です。


これまでの学びや準備が充実していたとしても、当日のコンディションが整っていなければ、本来の力が十分に発揮されません。


逆に言えば、直前1週間の過ごし方しだいで、最終結果に大きな差が生まれます。


今回は、「身体・精神・言語」の3つの側面から、本番1週間前からの具体的な過ごし方と準備のコツを紹介します。


本番で最高のパフォーマンスを発揮するために、意識的に整えていきましょう。





1.身体:


リズムを整え、「疲労の貯金」をしない



身体的なコンディションは、思考の速さや言葉の明瞭さに直結します。


緊張や不安が強まる時期でもあるため、体調を崩さないための管理が何より重要です。


まず、生活リズムを本番時間に合わせることを徹底しましょう。


面接が午前中にある場合は、毎朝7時頃には起き、9時には頭が働く状態にしておくことが大切です。


夜更かしを繰り返していると、当日の集中力や声の出が鈍るリスクがあります。


また、食事と睡眠の質を優先的に整えることも基本です。


糖分やカフェインに頼りすぎず、栄養バランスの取れた食事と、6時間以上の安定した睡眠を確保しましょう。


疲労はじわじわと蓄積します。


本番前に「疲労の貯金」がたまっていない状態に保つことが理想です。



2.精神:


不安を“管理”する視点をもつ



面接を控えた時期に、不安を抱くのは自然なことです。


問題はその不安に飲まれるのではなく、不安を自覚的に管理する態度を持つことにあります。


一つの方法は、「不安を書き出す」ことです。


自分が何を不安に感じているのかを、紙に書き出してみると、それが漠然とした恐怖ではなく、具体的な課題や未知への警戒であることが見えてきます。


そのうえで、「その不安に対して自分が今できることは何か?」と問い直すと、行動に結びつきやすくなります。


また、「自分を客観視する時間」をつくることも効果的です。


たとえば、模擬面接の動画を見返して、あえて冷静な視点でフィードバックを入れると、「まだ伸びる」という感覚と、「ここまで来た」という実感の両方を得ることができます。



3.言語:


反復練習より「整理と修正」に時間を使う



直前期になると、これまで準備してきた回答を何度も繰り返し練習したくなります。


もちろん、ある程度の反復は必要ですが、それ以上に大切なのは「語りの最終整理と微修正」です。


この段階では、以下のような視点で各回答を点検すると効果的です。



☆長すぎないか(300字以内で言い切れるか)


☆主張とエピソードの結びつきに矛盾がないか


☆自治体の特徴や教育施策との接点が自然に組み込まれているか


☆他の回答と一貫性があるか(教育観や志望理由など)



特に、「追質問にどう応じるか」という観点を加えて、各回答に対して自問自答を行うことで、準備の完成度が一段階深まります。



4.本番1週間前からの行動スケジュール(例)



以下は、面接日が日曜日であることを想定した、7日前からの一例です。



【6日前】模擬面接を1本実施(客観的なフィードバック付き)


【5日前】回答原稿の再点検と、弱い部分の修正


【4日前】本番と同じ服装・立ち居振る舞いでリハーサル


【3日前】Google Map と Google Street Viewで、面接予定地のオンライン下見と当日の移動シミュレーション


【2日前】全体の確認・表現練習を軽く行い、早めに就寝。オンライン等で、総まとめレッスン等があれば、参加するのも効果的。


【前日】練習は最低限にとどめ、気分転換と体調調整を最優先


【当日】早めに起床し、軽い発声と姿勢・服装調整をして会場へ



重要なのは、直前期ほど「やらない勇気」が必要になるということです。


直前まで詰め込みすぎると、不安をかえって刺激してしまいます。


必要なのは、今の自分を信じて、「整えた状態」で本番に向かうことです。



まとめ



直前の1週間は、面接対策の「仕上げ」であると同時に、「自分との対話」の時間でもあります。


体調を管理し、不安と向き合い、言葉を磨くことは、自信を静かに育てる作業です。


焦らず、過去の準備を信じて、「整った自分」で本番に臨んでください。


面接は、準備してきたすべての時間を「1分」の回答に凝縮する場です。


そのために、最後の7日間は“整える技術”が合格の鍵になります。



次回(第28回)は、「非言語要素(表情・視線・姿勢・声)を制する者が合格する」と題し、言葉以外の印象要素をどうコントロールすべきかを具体的に解説します。




河野正夫




 
 
 

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