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10. 保健体育における「探究的な学び」を具現化する授業例を示してください。

  • 執筆者の写真: 河野正夫
    河野正夫
  • 2025年7月11日
  • 読了時間: 2分

10. 保健体育における「探究的な学び」を具現化する授業例を示してください。





【模範回答】


私が高校で実践している「探究的な学び」の授業例として、「睡眠と健康」をテーマとした保健の単元があります。導入では、大学進学やスマートフォンの影響で睡眠不足を自覚する生徒が多いことから、「なぜ現代の高校生は睡眠を削るのか?」という問いを全体に投げかけ、生徒の関心を喚起します。次に、生徒は自身の1週間の生活時間(睡眠・学習・スマホ・部活動など)を記録し、班ごとに傾向を整理・分析します。そのうえで、脳の発達やホルモン分泌、睡眠とメンタルヘルスとの関係といった科学的知見を文献から調べ、睡眠不足が身体・精神・社会生活に及ぼす影響を多角的に考察します。最終的には「よりよく眠るための生活改善プラン」を自ら立案し、根拠とともに発表します。私は、このような生活課題を出発点に知識とデータを統合して考え、自らの生き方を再構成するプロセスこそ、保健体育における探究的な学びの核だと考えています。



【回答の方向性】



1. 高校生ならではの課題意識や生活実態に基づいた設定


進路・スマホ・部活動など、実際の高校生活と結びつくテーマを起点とすると説得力が増します。



2. 「問い」から始まる探究の構造を明示する構成


「なぜ」「どうすれば」といった本質的な問いを設定し、それを授業全体で掘り下げる流れを描くと高評価です。



3. データ収集・分析・考察・発信という探究プロセスの提示


記録やグループ分析、文献調査など複数の学習活動が連動することで、深い学びの構造が見えてきます。



4. 科学的知見を扱う「教養としての保健」の位置づけを意識する視点


単なる生活改善に留まらず、生物学・心理学・社会学的視点を横断して考える構成が探究性を高めます。



5. 自己理解と行動変容に至る学びとして語る終末構造


生徒自身が「生き方の選択肢」を見直すような学びの着地があると、保健体育の教科的意義が強く伝わります。




河野正夫




 
 
 

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